恋するキモチ
「明梨、心配かけてごめんな」
「何?何かあったっけ?」

キョトンとした明梨の顔。
いつ見てもおもしろい。


「俺さ、七瀬先生のこと、諦めることにした」
「…」
「振られたんだ」

やっぱり
明梨に
報告しないと
何だか
気がすまなくて


きっと
受け止める方の
明梨は
迷惑しているんだろうけど



親友だから
俺たち
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