恋するキモチ
「あっ、明梨さ、いつ行く?水族館」
明梨とした約束。
行きそびれていたんだった。


「ううん。あれ、もういい」
「なんで?」

「お互い忙しいし、ね」
「ああ…」

「じゃあね。ちゃんと勉強しなさいよ」
「はい」

明梨が玄関の中へ入っていく。



よし。
テストが終わったら
明梨に聞こう。

あの時、
なんで怒ったのか。


明梨の気持ち
わかっていないと
やっぱり
嫌な気がするから。



どこか
明梨に頼ってるんだな…
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