恋するキモチ
篤朗
お前の気持ち
わかったよ。



どうしたらいい?

お前に
どうしてやったら…

お前は
何を望む?



篤朗が来る間中、俺の頭の中は、さっきから同じことの繰り返し。


「おー、なに?」
いつもの調子の篤朗がこっちに歩いてくる。


とっさに俺の口から出た言葉…
「お前の好きな人って、明梨だろ?」

「は?」
丸くない目を丸くして、口を開ける篤朗。
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