恋するキモチ
いつもの土曜日の部活の練習。
いつもと変わらないはずなのに、俺の心だけがいつもと違っている。


「徹平くん、どうしたの調子悪い?」
「いや…」

「タイム全然だよ…、大丈夫?」
「平気」

心配してくれるマネージャーに笑顔を作って答えると,俺は一人で部室へ戻った。



走っても
走っても
答えがでない


タイムは正直に
俺の気持ちを
映し出している。
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