相思相愛
しかも差出人は、俺が恭平と一緒に住んでいることを知っている。
ということは、俺の身近にいる人?
でも数えれるぐらいしかいない。
親友の潤?
んなわけあるかよ。
絶対に違う。
一体誰?
今の俺には全く分からなかった。
「どうした?梓」
「あ、恭平」
隣で寝ている恭平が起きた。
だから、バレないように急いで携帯を閉じた。
こんなもの見られたくないし、心配かけたくない。
「梓、今日も一緒に仕事行くだろ?」
「うん」
気がつけば、恭平は服を着替えていた。
どうやら、考えに耽りすぎたみたいだ。
--またなんかあったのか?
どうして何も言ってくれねーんだよ。
恭平は梓の動揺を見逃さなかった。