聖花学園~花よ咲き誇れ~2
 そして寿先輩が付け加えるように言う。

「そうそう、そして『だから呉羽先生はこれからもずっとこの学園にいてくれることになったのよ』なんて嬉しそうに話していましたね」


「ウソ……」

 わたしは思わずそう呟く。



 さっきの呉羽先生には悪いけど、わたしは自分からこの保健室に来るつもりなんてない。

 でも、流石に呼び出されれば来なきゃならない。


 その度に今日みたいな思いを味わうことになるのかと何とも言えない気分だったけど、それでもこれも水梨先生が戻ってくるまでの間だと思えばまだ希望は持てた。



 なのに、その僅かな希望まで打ち砕かれるなんて……。


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