ラブ・ウイルス

勢いよく振り向いた真保。


「早紀ちゃん、言っておくけどあたしも怒ってるんだからね!」


今まで見たことない、怒った顔で言われてしまった。


よく、普段穏やかな人ほど怒ると怖いって言うけどホントなんだ……。


なんて、どこか冷静に考えるあたしだけど。



この状況、どう考えても危ないよね。


でも、さ。


尚も真保も、何でそんなに怒るんだろう。


あたしが翔と同居することって、そんなに怒ることなのかな?

「…………真保」


そう呼んで前に手をを伸ばしたと、ほぼ同時。


キーンコーン。


今のあたしの心情とは似つかわしくないチャイムが鳴り響く。

< 61 / 64 >

この作品をシェア

pagetop