モラルハラスメントー 愛が生んだ悲劇
公衆電話から、彼女が震える指で〔命の電話〕の番号をプッシュしたのはこんな生活が半年ほど続いた頃だった。
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その時の裕子は、見る影もないほど痩せ細り、髪や肌も一切艶がなく、ボロボロになっていました。
冬だというのにヨレヨレのTシャツに壊れたサンダルを履き、
眼球は飛び出し瞬きもせず、視線はどこを捕らえているのかもわからない、その表情には昔の裕子の面影は微塵もありませんでした。
彼女は命の電話をかけたことでモラハラという言葉を知り、自分が狂っているのは自分のせいではなく、相手に支配されているうちに麻痺してしまっている状態であることを教えられたそうです。
そして、無事保護されました。
後もう少し、遅かったらどうなっていたか・・・・
想像するだけで怖いですね。
少しでも多くの人に、モラハラというものを理解していただきたくて、ここにまとめました。
長いお話しに付き合ってくださり、ありがとうございました。
加奈