星の海


でもこの優しい感じ、
もしかして○○くんって……。


「…ちゃん! お姉ちゃん!」


「はっ!」


飛び起きて朝の太陽に
目を細める。


「……夢か」


いや、さっきのは100%夢でしょ。

と自分ツッコミをして
もぞもぞと布団から出る。


「もーお姉ちゃん
起こすのたいへん。
昔から変わんないなあ」


とほおを膨らまして
未柑は部屋から出て行く。


「じゃああたし学校行くから」


そう言って未柑は
軽やかに出て行った。


「そっか…。月曜日」


あたしはぼさぼさ頭を
くしゃくしゃしながら
食卓に行った。


「うわ、頭ぼっさぼさ」


食卓では翼がご飯を
もりもり食べていた。
< 41 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop