星の海


なんて危険なことを思っていると、
悠真は不思議そうに口を開いた。


「果林、学校は?」


「あー…学校…」


いじめられて不登校で
田舎に逃げて言えない。


困っていると後ろから
むだに明るい声が聞こえてきた。


「いじめられて学校
行ってないんだってさ」


「翼…」


翼は用意ができたのか
カバンを持ってのんびりと
靴をはいていた。


言わないでよ…。

悠真に軽蔑されてそうで
あたしはじっと地面を見つめた。


悠真には…軽蔑されたくないっ。


なぜそう思うのかわからないけど、
あたしはきゅっと目をつぶった。
< 43 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop