☆ピュア姫と腹黒王子★
Ⅵ,記憶のカケラ




冷たいココロ


悲しいキオク




今でもあたしは


あの日の


"冷たい目"を


忘れられない





いつも いつも

怯えて


もしまた


"あの目"を向けられたら


なんて思うと


独りがとても


怖かった




だから ずっと


目を瞑ってたの


思い出したくなんて


なかったから。




ねぇ、るーちゃん。

桜は弱い人間なんだ。



独りじゃ生きていけないの。

だからずっと

誰かを助けようとしたんだ


自分を助けてほしかったから




結局ただの


自己満足だったんだね





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