とある青年の復讐劇
「…あんた、誰だ?俺は今最高に気持ちいいんだ。邪魔するなら斬るぞ」



動揺に、言葉も溶けていく。




「邪魔なんてしないさ。俺は単純に、最強の男っつーモノを見てみたかっただけ。まさかこんなに綺麗だとはねぇ」



「男に綺麗だなんて言われたたって嬉しくも何ともねぇよ」




紅い雫を滴らせる顔は、心のうちとは打って変わり蕩けるような笑みを浮かべている。






………あぁ


狂っている。
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