硝子の靴 ~夜帝の紅い薔薇~少女A~
「あんなバカなこと言わないで。
ほら、帰るぞ」


あっけらかんと笑いながら言う龍星を見ながら、
日和は、

なんだか笑いとばされた気がして、

自分の言った言葉に

後悔と情けない気持ちになった。



ベッドに仰向けになったままの日和の目から、
涙が、
こぼれ…


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