硝子の靴 ~夜帝の紅い薔薇~少女A~

ベッドに仰向けになったまま、
涙目で言う日和を見ながら、

龍星は、

日和の言葉を静かに聞いていた。



そして、


視線をそらし、

そっと

溜め息 ひとつ…




「なるほど。

だから、
あんなことを言ったのか」



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