硝子の靴 ~夜帝の紅い薔薇~少女A~
「プレゼント、
喜んでくれた?」


「ホントに、いいの?かな…」


「俺があげたいの。
日和だから、だよ。

だから、素直に貰って。
せっかく似合うんだし」


「…七海さん、

ありがとう」


「なぁにっ泣かないで」


「ごめんなさい…

七海さんには、私…

感謝ばかりです」


「そんなことないよ。

俺がしたくてしてるだけ」


龍星は、
この勢いで、

日和に

長年抱えていた、

ある告白をしようかと思った。


矢先、

日和が、言葉を発する。

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