硝子の靴 ~夜帝の紅い薔薇~少女A~
「うん。
なんか、わかるよ。
日和に似合うもの」
「え…」
「ん?何で驚くの?」
「だって、
私がそう言ったら、
お母さんは、凄く驚いてたから。
「日和は、地味なものが好きなのかと思ってた」って」
「あぁそう。
ははは。違うな。
日和に地味は似合わない」
「七海さんは、
そう思ってたの?」
「うん。
だから言ったじゃん。
日和の魅力をわかってないって。
日和はね、綺麗な人なんだよ。
それでいて、上品。
気品があるのは、日和の両親の躾がいいからだろうな。
だから、
日和は、目立つ」
「え…」
「自分で知らなかっただろ?
日和は、人が見惚れる、一際目立つものを持っているんだよ。
だから、」
流れで思わず言いそうになり…
龍星は、言葉をのんだ。
心で 言う …
だから、
俺は、日和に目が行った
あの日…
日和に見惚れたんだよ …