硝子の靴 ~夜帝の紅い薔薇~少女A~
一瞬で日和の体を抱きかかえると、

ベッドまで運び、

日和を

ベッドの上に押し倒した。


日和の体は仰向けに投げ乗り、裾が乱れる…


あっという間の出来事に
日和は、
驚きながらも何もできず、
けれども、
自分が言ったこと…



日和は、
乱れた裾をなおさず、
ベッドに仰向けになったまま、

静かに

目を閉じた。



そんな日和を、

龍星は、

黙って見下ろす…


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