先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~





『相沢さーん!!おめでとうございます。一途くんがママって言い出したから連れてきました。』


『ありがとうございました。一途おいで!?』


まだ治療をしている最中だったから、手をベッドからダランと伸ばすと一途は看護師さんから降りて私の手をギュッと握ってきた。


『相沢さん。赤ちゃんデータです!!


11月26日 午後8時47分

体重 3147グラム

身長 49・8センチです。

明日の午前10時から母子同室です。明日から24時間営業だから今日休んで下さいね(笑)』


『ありがとうございます(笑)』


『旦那さん、泊まられますよね!?』


『お願いします。』


『わかりました。用意しますねっ!!!』



病室に戻ってから、一途はすぐに寝てしまった。


『俺、一途の着替えとか持ってくるな。昼間は実家に預けるか…』


『いや、昼間も私が一途見るよ。一途には今まで我慢させたし。』


『え!?大丈夫か??無理すんなよ!?実家に預けよう。』


『いいの。私がそうして欲しい。着替えと一緒にオムツとかちょっとしたオモチャとおしゃぶり、哺乳瓶とミルク持ってきてくれる?』


『そぉか…。わかった。無理はダメだぞ!!』


そう言って真ちゃんは一旦家に帰った。











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