愛の道は生きる道
「仕方ないじゃん。夢持たせてもらえないんだから。持てる夢と、持てない夢があるんだよ」


そんな…。


「わたしは、フクちゃんのこと好きだったよ。光のファンの中でも、フクちゃんのこと好きな子たくさんいたよ。他の事務所で続けることはできないの?」


わたし、泣いてた。

いつの間にか、泣いてた。



「ありがと」


フクちゃんはわたしの頭を右手でぽんぽんと叩いた。


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