正反対恋愛【完結】
「俺が頼んだの覚えててくれたんだ?すげー嬉しい」


何故か周りに聞こえるような大声でそう言い放つと、男の子はクルッと振り返り翔太君達を見つめた。


「お前らさ勘違いすんなよ。この子のチョコは俺のものだから」


「……あ、銀の……だったんだ……?」


「あぁ。ったく、お前らチョコもらえないからって僻むなよ」


少し気まずそうに苦笑いを浮かべる男の子達に対し、金髪の男の子はバカにしたようにふんっと鼻で笑った。


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