正反対恋愛【完結】
「え……?」


その瞬間、一気に顔が火照り心臓が激しく暴れ出した。


銀が……あたしのことが好き?


まさかという思いとそれが本当ならという期待。


色んな想いが絡み合って頭の中がグチャグチャになる。



「翔太!佐奈に何言ったんだよ!」


顔を真っ赤にして俯くあたしに気付き、銀が声を荒げる。


「何でもないよ」


翔太君はクスクスと笑いながら、倒れている男の子達の体を順番に起こしていった。




< 87 / 365 >

この作品をシェア

pagetop