社長と恋
「言えよ」
山崎はむむむ…と膨れてうつ向いた。
「優華の態度が嫌だった?」
ブンブンと首を横に振る。
「体調わりぃの?」
またブンブンと首を横に振った。
「じゃあなんだよ!?」
しばらく黙って、ちらっと俺を見た。
『…………………。
秋元さん、友達なんかいないって前言ってたのに。
だからあたしだけが友達って思ってたのに。
あの人幼なじみって…友達なんじゃん…』
「え?」
どういう意味…
キッと俺を涙目で見上げて、嘘つき!と言った。