スマイル〜最後の一瞬も〜

死にたくない・・・


次の日


珍しく
朝から、お父さんも一緒に来た


「珍しいね!お父さん、仕事は?」

「今日は、休みにしたんだ」

「へぇ!で?どうしたの?真剣な顔して」
「亜矢音、話があるんだ!」

と、お父さんが言った

「う、うん…」

嫌な予感がする・・・

お母さんは、黙ったままだし


「あのな・・・・骨髄移植のドナーが
見つからないそうなんだ・・・」


「えっ…」

私の血液型は
Rh−AB型
なかなかいない血液型

それでも、必死に探せば
居ると思ってた・・・・

ムリだったんだ・・・・
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