Sin
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「ジャック、今日も算数な」

夕食後、シンはドリルと鉛筆を持ってきてテーブルに置いた。

嫌がられるかもと思いつつ勉強を勧めてみた所、意外にもシンは喜んだ。今では自分から科目を選ぶほど積極的だ。

本当はずっと勉強したかったんだ、と先日話してくれた。今までの環境がそれを許さなかった分、シンは知識欲が旺盛なのかも知れない。

「算数は昨日も一昨日もやっただろう? 今日は国語だ。ちゃんとスペル覚えるまで単語練習」

「ちぇっ、ジャックのケチ」

シンは舌打ちし、口を尖らせながら国語のドリルと本を用意する。

辞書を取り出しながらジャックはふと気になって尋ねた。

「シンは算数が好きなのか?」

「うん、好き。なんかよく分からないけど好き」


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