Sin
愛してくれない血の繋がった母親と、愛してくれる血の繋がらない父親。
この人は赤の他人。だけど、誰よりも信頼出来る人。誰よりも自分を愛してくれている人。
ぎゅ、とシンはジャックの首に抱きついた。
傷付いた彼が選んだのは、幸せだった林檎の思い出ではなく、そばにいて抱きしめてくれる信頼出来る人の温かい腕だった。
「……ジャック、と……一緒、がいい」
ジャックはシンをもう一度抱きしめる。
「シン! お願いだよ、出て来ておくれ! 母さん、お前の事」
ジャックの目に深い怒りが浮かぶ。自分を抑えるために深呼吸し、不安そうなシンを見つめて言った。
「母さんと話してくる。シンはここにいなさい。絶対に出て来ちゃ駄目だ」
こくんと頷き、シンはソファーの隅で小さくなった。
「もう、大丈夫だからな」
ジャックが護ってくれる。安心感からか涙が止まらなくなった。
ゆっくり、ジャックは扉を開けた。見知らぬ男性の冷たい視線にうろたえた母親は一歩下がる。
「少し話しませんか。……少しと言っても言いたい事は山ほどありますが」
この人は赤の他人。だけど、誰よりも信頼出来る人。誰よりも自分を愛してくれている人。
ぎゅ、とシンはジャックの首に抱きついた。
傷付いた彼が選んだのは、幸せだった林檎の思い出ではなく、そばにいて抱きしめてくれる信頼出来る人の温かい腕だった。
「……ジャック、と……一緒、がいい」
ジャックはシンをもう一度抱きしめる。
「シン! お願いだよ、出て来ておくれ! 母さん、お前の事」
ジャックの目に深い怒りが浮かぶ。自分を抑えるために深呼吸し、不安そうなシンを見つめて言った。
「母さんと話してくる。シンはここにいなさい。絶対に出て来ちゃ駄目だ」
こくんと頷き、シンはソファーの隅で小さくなった。
「もう、大丈夫だからな」
ジャックが護ってくれる。安心感からか涙が止まらなくなった。
ゆっくり、ジャックは扉を開けた。見知らぬ男性の冷たい視線にうろたえた母親は一歩下がる。
「少し話しませんか。……少しと言っても言いたい事は山ほどありますが」