Sin
恐る恐る、ジャックはシンの頭を撫でる。柔らかい髪。

「大丈夫、ちゃんとここに居るから」

「……ほんと、に?」

「ああ」

「ほんとのほんとに?」

ジャックは膝をついて目線を合わせる。

「本当だ」

ぎゅっと、ジャックの首にしがみつくシン。細い泣き声が静かな部屋に響いた。

初めてシンが見せた助けを求めるような反応と、その裏に見え隠れする辛い過去。

――今度こそ、僕は間に合っただろうか。


ほどなくして、シンはジャックの膝に頭を預けて眠りはじめた。その横顔を見つめながら、ジャックは深く息をつき、目を閉じた。


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