Sin
施設長はジャックを見つめて言った。

「なぜ先生が教員免許をもらえなかったのか不思議です。それに、今からでも試験を受ければ必ず合格できると思います」

す、と目を逸らしたジャックに問う。

「もしかして、私たちが先生の足枷になっているのではないかと」

「私には」

施設長の言葉を遮るように、ジャックが口を開いた。

「致命的な欠点があるんです」

欠点、と施設長は繰り返す。

「実際、教師として不適切な人間だと言われました」

「そんな事」

「この施設では、その欠点を表さずに子ども達の助けになれるんです。雇っていただけて心から感謝しています」

深く頭を下げるジャックに施設長は首を傾げた。


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