chance
私『じゃあさぁ…セバスチャンは、ここまでどうやって来たの?』


なんだか、聞くのが怖くなってきやしたゼッ……

セバ『バスと電車と徒歩でございます』


『…………』


って、オメェ何しに来たんだよ!!


来る必要ねぇじゃねぇか!!

てか、かなり迷惑ジジィじゃねぇかよ!


セバ『セバスチャン歩く事が趣味でございます!最近運転不足でしてね』

だから、なんだよ!

めちゃくちゃうっとうしいじゃねぇか!


母さんの野郎……

知ってやがったな!

だから、『気をつけなさいよ』
なんて電話よこしやがったんだな!

アタイもタクシーに乗せて欲しかったですゼッ…

私『あのさぁ……一つ聞いていい?』


セバ『はいどうぞ!』


私『セバはどうして迎えに来たんだよ!』


セバ『私はセバではありません!セバスチャンです!』


いちいち面倒くせぇジジィだなぁ!


なら、チンチクリンも、チンさんじゃありませんゼッ!


私『あ〜ごめんね…セバスチャンはどうして迎えに来たの?しかも歩きで?』




セバ『歩く事は体にいいですからねぇ!』


…………


あぁ〜そうですか!

って、なるかクソジジィ!
なんだそれ!

答えになってねぇじゃねぇか!



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