私の王子様-社長【完】
「男なんだな?」
この時私は下を向いていたせいで
ちょっとずつ陽の眉間に
シワがよっていることに全く気づいていなかった。
そして
「えっと…」
そう言いながらも
私が陽の質問に答えられないでいると
陽は静かに同じ質問を繰り返した。
「男なんだな?」
この時私は初めて顔をあげ
陽のあまりにも冷たすぎる顔に
『はい…』
そう答えることしかできなかった。
もしもこの時…
嘘でも女子と言っていたら
お互いあんなに傷つくことはなかったのかな?