私の王子様-社長【完】
電話を終えリビングに戻って来た陽。
「あぁ…。どうかしたのか?」
「何が?」
「なんだかお前泣きそうな顔してる」
「嘘だ~」
私はそう言いながら洗面所まで行き自分の顔を見る。
その顔は確かに泣きそうでつらそうだった。
「あれっ…なんでこんな顔してるんだろう私?」
そう思うと本当に泣きそうになる。
早く戻らないと陽に心配かけちゃうのに
この顔じゃもっと心配かけちゃう。
私が洗面所から出るに出られないでいると
フワっと後ろから抱きしめられた。