1/2 〜危険なベターハーフ〜
触れたい。
髪だけじゃなく。
上辺だけじゃなく。
もっと体の奥にある、
きみの心に触れたい。
こんな俺は…
上司失格だな…。
それも美羽ちゃんなら
悪くないとさえ思えるんだ。
「付き合って欲しい場所…?」
弱い声音がまたそそる。
許されるなら
このまま掻き抱きたい。
そんなことをしたら、
俺にも美羽ちゃんは
心を開かなくなってしまう。
髪に触れるのだけで
手を止めるのに必死だった。
.