1/2 〜危険なベターハーフ〜
「紘ちゃんの…?」
ほら、手ぇ出せと言われて
反射的に差し出された右手に、
スペアキーを握らせた。
「お前、スペアキーは一個しかねぇからなくすなよ?」
初めてやるんだから。
鍵なんてもの、
渡したことねぇから。
固まりながら、右手の中の鍵を
何度も触って確かめている姿が、
なんか可愛かった。
初めてもらったおもちゃみたい。
「もう玄関前で待ってんなよ。
ちゃんと、中で待ってろ」
照れくさいけど、
悪くない気がする。
待っていてくれるのは、
やっぱり…ちぃがいい。
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