1/2 〜危険なベターハーフ〜
あの調子だと、
あちこち痕を残してそうで。
腹痛くなってねぇかな…
「紘ちゃん…どうしたの?」
掠れた声が背中から追いかけるように聞こえてくる。
間違うことはない。
「水、飲むか?」
冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して声の方向を振り返る。
顔だけ器用に持ち上げたちぃが顔を真っ赤なままで見つめていた。
「うん…欲しい…」
"欲しい"って単語だけに身体が無自覚のうちに反応する。
さっきの甘い声が頭の中に降って沸いてきた。
殺人的な声だったな…
.