1/2 〜危険なベターハーフ〜
例え泣いても。
言葉を柔らかく言うつもりはなかった。
それで嫌われても構わないし、
それが一番いいとさえ思っていた。
俺が嫌われることで、
大切な存在が護れるなら。
幸い仕事にも支障なさそうだからな、総務課は。
「誤解されないように、もう君の名前を呼ぶことはしないから」
千早ちゃんとも、
もう呼ぶことはしない。
そもそもが無理があったのかも知れない。部下でもない女性を名前で呼ぶなんて。
それで、護れるなら。
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