1/2 〜危険なベターハーフ〜
扉の向こうには、
初めて会った時より
綺麗に映る美羽ちゃんがいた。
かすかな物音で
ゆっくり振り向く彼女は
俺の目を引きつける。
「顔色は少し良くなったね?」
もう君は、
ひとりじゃないんだね。
護るべきひとが、
君の中にいるんだろ?
おめでたいことなのに
どこか寂しい俺がいた。
幸せになるのに。
間違いなく幸せなのに。
俺に託してくれる、
桜井の顔が頭にちらつく。
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