切甘短編集!!
「りーーんちゃぁああーーん!!!」
ドカッ!!!
「痛っ!!」
「うっさいニート」
「∑ニートじゃ無ぇし!!!」
「"新太"も"ニート"も同じでしょ」
「全然違ぇよ。ひらがな1個分も違うよ?」
「チッ…。細かい奴」
突然ですが、あたしは南雲(なぐも)りん。
毎日楽しみに観てる占い番組で、"今日"に限って最悪な結果が出た。
つまり、当然のよーに気分も最悪ってわけ。
「りんチャン、いつにも増して機嫌ワルイね?どーしたの?あ、もしかして便」
「くるぁああぁあ!!!!!!///馬鹿じゃないのアホじゃないのンなわけ無いでしょーがぁああ!!!///」
因みに機嫌が悪い原因はもうひとつ。
この超ウルトラ級変態腐れ縁、杉原新太(すぎはら にいた)のせいである。
家が隣で小学校の頃は毎日一緒に登下校してた。
…今考えるとオソロシー。
中学に上がってからは、新太がサッカー部に入ったから(今じゃレギュラーだし。世も末よね!)全くと言っていいほど会えなく、いや会わなくなった。
行きは朝練。
帰りは部活。
ちょこっと、ほんのちょこーっとだけ、寂しいとか思ってあげたりもしてる。