CLASHXXX
「起きろ!バカ女!」
耳下で聞こえる大音量に私は、顔をしかめて寝返りをうった。
「なっ無視すんなよ!まだ寝るつもりか!」
「うるさいなぁ。」
そう言って布団を頭の上に引っ張り上げたことが、どうやら『彼』の機嫌を損ねてしまったらしい。
「・・ふっざけんな!バカ姉貴!」
『彼』こと従兄弟の和馬が私の布団をひっぺがした。
和馬は、今年、中学生になったばかりで卸したての制服を着ている。
ん?制服?
「かっかず君いっ今何時でごさいますか。」
あまりの焦り様に変な言葉を使ってしまった。
和馬は、脇にあった機械の残骸を見せ付けてくる。
「自分で見ろ。」
怒気を孕んだ声で言われて良く見てみると、それは無惨にもあちこち壊れているが、私が先週セールで買って来た目覚まし時計。
しかも健気なことに針がまだ動いている。
セールなのにいい働きっぷりだと感心してしまった。
そして時刻を確認すると、
「8時12分・・ってぅえ〜遅刻じゃん!何で起こしてくれなかったの!」
「てめぇが起こしても起きなかったんだろうが!」
般若のような顔で怒る和馬。マジで恐いです。
「てか、いい加減目覚まし投げる癖治せよ。そんなんじゃ幾つあっても足りないだろうが。」
耳下で聞こえる大音量に私は、顔をしかめて寝返りをうった。
「なっ無視すんなよ!まだ寝るつもりか!」
「うるさいなぁ。」
そう言って布団を頭の上に引っ張り上げたことが、どうやら『彼』の機嫌を損ねてしまったらしい。
「・・ふっざけんな!バカ姉貴!」
『彼』こと従兄弟の和馬が私の布団をひっぺがした。
和馬は、今年、中学生になったばかりで卸したての制服を着ている。
ん?制服?
「かっかず君いっ今何時でごさいますか。」
あまりの焦り様に変な言葉を使ってしまった。
和馬は、脇にあった機械の残骸を見せ付けてくる。
「自分で見ろ。」
怒気を孕んだ声で言われて良く見てみると、それは無惨にもあちこち壊れているが、私が先週セールで買って来た目覚まし時計。
しかも健気なことに針がまだ動いている。
セールなのにいい働きっぷりだと感心してしまった。
そして時刻を確認すると、
「8時12分・・ってぅえ〜遅刻じゃん!何で起こしてくれなかったの!」
「てめぇが起こしても起きなかったんだろうが!」
般若のような顔で怒る和馬。マジで恐いです。
「てか、いい加減目覚まし投げる癖治せよ。そんなんじゃ幾つあっても足りないだろうが。」