いばら姫








――― 正直

もっと恥ずかしがりながら
服を脱ぐと思っていた



広い窓の外の
摩天楼のレプリカ

卓上の
柔らかいけれど
結構な明るさの、ランプの光



外国製の家具が囲む中
ブーツは履いたまま

その脱ぎ方はちょっと
アクション映画に出てくる
ヒロインみたいで

――― 下着もキャミに併せた
黒だったから

その強い視線と相俟って
かなりカッコ良かった





―――けれど


視線を移した先の傷痕を見て

一瞬でも
そんな事を考えた自分を後悔する――







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