いばら姫
「 ハシバ……!!! 」
「―― 足は止めないで
…もうこの辺りも駄目かな
地図に書いてあった場所は、
すでに"向こう"の息が掛かった店の様です
しかも今は無人で、
テナントを募集してる 」
「…う
――って、事は 」
吉田さんが引き据られながら
猫みたいに
全身を渡る様な身震いをした
「ハシバ!……灰谷は?!」
「…平気、とは言い切れませんが
―― 繋がっていますので
店に着いたら、
詳しい事情はお聞きになって下さい 」
―― 繋がってる… ?