俺の姫は幼なじみ【完】




心の底から日向が好きだと言う気持ちが溢れてく。





きっと…

絶対…

帰ってくるよ…。







…だから…、








「いってきます…!」








私は精一杯笑顔で、日向に言った。







すると、日向は優しく笑うと私の頭を撫でた。








そして、最後にポンポンと私の背中を軽く押した。









……泣くな


泣くな泣くな泣くな。










私は後ろを振り返らず、車に乗り込んだ。










『絶対日本に帰ってくる』




と、心の中で誓いながら。






────……
──…






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