【完】宛先不明のラブレター


「ち、違っ」

「冗談冗談」


俺の発言におろおろしながら答える果枝ちゃんに、思わず笑ってしまった。

そんな俺を見ながら、果枝ちゃんは顔をほんのり赤くしながら、少しいじけた様子だった。


こんな時間が、いつのまにか俺の中で大切になっていたことに、俺はこの頃気付くことはなかった。


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