【完】宛先不明のラブレター
果枝ちゃんの真剣な言葉に、俺はそう返すので精一杯だった。
自分で聞いたことなのに、少し照れくさくなって、持っていた缶コーヒーの残りをぐいっと飲み干し、俯いた。
…顔が熱い。
きっと真っ赤になっているんだろう。
顔の熱を冷まそうとしているのに、果枝ちゃんの視線を感じて余計熱くなってきてしまった。
「…え、聡さん顔真っ赤!」
「わ、ちょ、果枝ちゃん!」
急に視界に果枝ちゃんが映って、驚いて体を起こすと、ニヤニヤ顔の果枝ちゃんが俺を見つめていた。
……最悪だ。