【完】宛先不明のラブレター
俺は、茉莉に愛される資格なんてない。
…果枝にも、本当は愛される資格なんてない。
俺は最低な男だから。
茉莉を裏切り、果枝の優しさに甘えている。
こんなこと、今すぐやめるべきなのはわかっているけれど、俺は2人の手を離せない。
…茉莉か、果枝。
どちらかを選ばなくてはいけない日がくることを、俺は恐れていた。
「聡、明日のお弁当、何がいい?」
「なんでもいいよ、茉莉の料理全部美味しいし」
「ふふ、ありがと。じゃあ、考えとくね」
「ん。」