大空で駆ける



「ア…タシは…」

更に心臓が勢いを増す

「争介のこと…」








(スキ)



頭の中にさっきの光景が 蘇る

寝ている争介の横顔
持たれたままの本

(「魔法でも使ったのかよ?」)
争介の言葉

そして…

再び眠った争介が…


「スキ……な訳ないじゃん!(笑)」






















だって、好きな人に魔法なんて使えるわけ無いよね……?
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