Treasure!
それだけに彼らは死なせたくない。

アフリカのような不毛の大地で、たかがゴキブリどもの犠牲になって命を落とすなど、光り輝く原石である彼らにそんな最期を迎えさせる訳にはいかない。

だから私は戻ってきた。

天候の回復を待ち、すぐに二人の後を追うよう指示を出したのだ。

才能があるとはいえ、あの二人…特にコウ・タオレンには無鉄砲な所がある。

若さゆえの怖いもの知らずという奴か。

無茶をしていなければいいが…。

たかだか民間のトレジャーハンターとはいえ、私はあの二人には目をかけていた。

ライセンスを直々に手渡し、彼らの成長をこの目で見てきた事もある。

どうしても彼らには、こんな所で死んで欲しくはなかった。

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