三度目の指づめ
外見とは裏腹に准の声は上擦っていた。
いつもの鈴を転がした涼やかな声はなく、まるで潰れた鈴の様にざらついた感触だけを耳に残す。
改めて己の姿に覚醒した。
『見ないで!!!!!』
悲鳴に近い否定。
両手で覆った胸に…ヌルリと残る奴の精液。
拭き取る事すら忘れ…ひたすら准に背を向けた。
しかし、隠せば隠す程realに脳裏に起こるFlashbackと准の視線が交差する。
剥き出しの背中に気配を感じた。
『まさか…今日店に来てた奴なのかい??』
ピクリと反応してしまった。
きっと…奴が暴れた後、霧乃MASTERが電話したんだろう。