大人になれないファーストラバー
第4章 オトナ/咲之助


*


背中の肩胛骨から肩にかけてある火傷の跡。



もしかして。この烙印のような傷跡のせいで俺から離れて行ったのか?


俺に再び傷を負わせるのを恐れて、暗い夜に一人、飛び出して行ったのか?





あの海の旅行から2日が経った今日。


学校を無断欠席したことで、ここ2日間ひどく怒られ続けた。





葉山のおじさんには警察上部の知り合いがいて。
蕾がいなくなったことを葉山に連絡すると、警察は精力を上げて蕾を捜索してくれた。


その甲斐あって、蕾は翌日の夜には発見されたのだった。



おばさんにこのことを電話で話すと、すかさず居場所を聞き出され、俺と阿宮と観月は強制的に帰宅させられた。




俺たちより少し遅れて家に送られた蕾。

今すぐ直接顔を見て、なんでこんなことをしたのか、と聞き出したいのだけれど。


俺と蕾の親が話し合って、"しばらくは会わせない方がいい"となったらしく、俺は蕾の家に上げてもらえなくなった。


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