あの暑い 夏の記憶
「…っしょ。日夏ー、全然ひっくり返ってないよ!旭?また新しいバイトの人来るって言ってたねー?いい人ならいいなー」
「うん、何か2人来るって!秋いっぱいやってくれるみたいだよ!昨日すぐネットで募集したら、何人かいたって」
「…また変なヤツじゃないよな~!?もうあんなヤツ嫌だぞ、オレはっ」
「アハハッ。どうかな?慣れてる人がいいなー。機械バンバン運転してくれたり」
「葵ねぇの代わりに来るんだよねー?じゃあ葵ねぇは退院してもお仕事手伝いしなくていいんだ!!…っしょと」
「だけど!葵ねぇには唐揚げは作ってもらうぞオレはっ!!」
「…日夏っ、振り上げてないでちゃんとやってよ!!」
「…はいはいっ。ほんとに葵ねぇに似て来たじゃんかよっ」
「おばさんが帰って来たから、これからはおばさんに怒られるね」
「…何だよオレは怒られてばっかかよ~っ」
「ほんとのことでしょっ」
と、また日夏と旭の言い争いが始まった。
長いんだよね、これ。