悪魔と少女とkissマーク




…私が藤崎君に連れ去られそうになった次の日から

今まで現れなかったのが嘘のように
毎日悪魔が現れて付きまとっている



ムニッ



「…どこつまんでんの?」

『言って欲しいの?穂波ちゃん意地悪~』



悪魔がつまんでるのは
私のぷにっとしたおなかのお肉



楽しんでる…

絶対これ楽しんでるよ…



「せ~つ~な~…」


ガバッと起き上がって睨むけれど

悪魔は何故かもっとニヤニヤした顔になって




『もしかしてこっちの方が良かった?穂波って大胆』


スススと段々上に上がっていく悪魔の手…



バシッ



「…バカー!変態~!」



ドラマでは三角関係どろどろのいい所だというのに

私は悪魔の手を振り払って2階に駆け上がっていった






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