悪魔と少女とkissマーク






初めて出会ったのは
何時だっただろうか?


…正確な日にちは覚えていないけど


だいたい…1年前だったような気がする






__________...






「ユウ、お前暇だろ?遊びに来てやった」


『また抜け出したのかよ…懲りねぇな』


木の幹に体を預け
言葉は怒っているのに顔は笑いながら俺を見ているのは
この木の精霊、ユウ


年齢…いや、樹齢か?
は、俺にも分からない


だけどこの辺りで神木として崇められているほどだから
相当の樹齢であることは間違いない


俺はユウの座っている枝より少し上の枝に足をまわして逆さにぶら下がっている


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